常識を疑える目を持っているか?

「ひきこもれ」
 ISBN447930066x
 吉本 隆明 著
 だいわ文庫
 2006年12月第1刷発行


ほぼ日新聞でおなじみの糸井さんところから出た本?CDの
新聞広告を見て、又読みたくなった一冊です。

2002年にでた単行本で読みました。文庫が出たんですね。
当時は、
思想界の巨人なんて全然しらないで、「タイトル買い」で手に入れた本。

ちなみに、著者は
漫画家のハルノ宵子、 作家のよしもとばななのお父ちゃん。


さて、
「ひきこもり」と聞くとどうもマイナスイメージを思い浮かべますが、
ほんとうにそうだろうか?
という本。

ひきこもっている方が悪で、ひきだそうと活動する方が良というマスコミ
の取り扱いに疑問を投げかけます。



ひきこもりといっても大きく二つに分けられます。

一つは、引っ込み思案、孤独性で、一人のほうが楽なんだという人。
二つ目は、ある限界を超えて病気の範疇に入った人。


一つ目は、昔からそんな人はいた訳で、経済的に苦しくなるとか、結婚が
遅くなるとか、まあなにかしらあるかもしれませんが、
それは他人からとやかく言われることではない。

二つ目はもう医者の範疇。

タイトルのように無条件でひきこもることを進めているわけではない
とするものの、
「ひきこもり」の充分な熟考や熟慮なしに成り立つ職業や専門はただの一つもありはしない、と言い放ちます。


プチひきこもり性の私にとっては、とっても励まされた本です。


他にも、
不登校、いじめ、死について、老いについて、職業について、
社会とのかかわり方について、など。


気づかされることが多い一冊です。

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