お金の集め方
鈴木亜久里の冒険―走れ、F1ビジネス!! (単行本)
赤井 邦彦 (著)
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4輪レース最高峰と言われているフォーミュラ1(F1)に自らのチームを参戦させ戦っていくということは、どういうことかが記された本です。
舞台裏の話と佐藤琢磨選手を中心としたマシン開発的な話が展開されレース好きにはたまらない内容となっています。
F1ファンなら誰で知っている、スーパーアグリF1チームの立ち上げから後2年間のドキュメントです。
2006年当時、新たにF1に参戦するには、供託金が必要でした。
(現在はそういうルールはないそうです。)
その金額は、4800万ドル。約58億円。
ひえー。
供託金ですので、もどってはくるのですが、
年間の活動資金(マシンを開発したりとか)とは別に必要なんです。
さらに、もし一年通じて参戦できなければ、帰ってこないというのですから、恐るべし。
さあ、半年後までに58億円集めてきたら、参加させてよるよ。って言われても、
まあ普通なら、「無理」の二文字が浮かんで、終わり。
でも鈴木さんは、グリッドに車を並べてしまうのです。
「45歳になったらF1チームを作るんだ」といい続けていたそうです。
その思いが全ての始まりだったんです。
F1マシンの話も興味深いのですが、読んで欲しいのは、このお金を集めてくるくだり。
多額のお金が動くと、魑魅魍魎がお金の匂いに惹きつけられ集まってくるとは聞いていましたが、なかなか興味深い人達にふりまわされたようです。
プロ野球や携帯電話でおなじみのソフトバンクの孫さんとの交渉のくだりは、
とても面白い。
ほんとに、伝わってなかったのか?それとも有利な条件になるようにわざとなのか?
あなたは、どう感じるでしょうか?
分かっちゃいるけど、つい
お金がないから、
もう年だから、
なになにだから・・・・・。
何事も理由をつけて諦めてしまっている、へなちょこの私にはよい参考になりました。
もう少しがんばるとしようか。とそんな気持ちにさせてくれる本です。
ちなみに、
スーパーアグリF1チームは、2008年5月で資金難の為F1から撤退しました。
2シーズンと4レース。チーム最高位は6位(2007年カナダGP)。
そして、かかわりの深かったホンダも2008年いっぱいで電撃撤退したのは、記憶に新しいでしょう。
そして、2009年。
皮肉なことに、ホンダが2009年の為に開発したシャーシを使った新チームがデビューウィンを飾りました。(エンジンはメルセデス。)
